柔軟体操、奥深し

柔軟体操、無理です

 

わたくしの、大の苦手なもの。
もう、サジ投げているもの。
これまで、効果を味わったことのないもの。

それは、柔軟体操です。

さいわい、マイペースランに、柔軟性は必要ありません。
(個人的見解)
カラダが、かたかろうが、走れる。
スピードは、出ませんけど。

走る前の体操、というものもしません。
少し歩いて、そのまま走りだすだけ。

それで、今まで走ってこられました。
無理がきかないカラダをかかえて。
というより、無理する根性もないまま。

ということで、柔軟体操とは無縁の人生を歩んできました。
残りを考えれば、柔軟体操とは縁のない人生で終わりそうです。

ところが、世の中には、別の人間がいらっしゃいます。
それも、多分、多数派。

 



 

柔軟体操、あれやこれや

 

たとえば、ヨガ。
たとえば、太極拳。
たとえば、スローダンス類。

これらは、わたしから言わせると、みな柔軟体操です。
オマエの考え、まちがってるぜよ。
はい、そういう指摘も承知の上です。

でも、そういう考えもできませんか?
だから、カラダのかたいボクには、とうてい近づけません。

たとえば、整体。
たとえば、マッサージ。
たとえば、指圧類。

これらも、わたしから言わせると、柔軟体操です。
受ける柔軟体操。
対して、ヨガなどは、自力の柔軟体操です。

これらを体験された方は、大きく2通りにわかれます。
よかった派。
自分には合わなかった派。

よかった派になると、続けられるし、愛します。
合わなかった派は、エンを切ります。

この分かれ道は、どこにあったのでしょうか。

 



 

感じる場所のちがい

 

柔軟体操類を、味わえるひと。
楽しめるひと。

これに共通するのは、筋膜感覚が繊細な方、といえませんか。

わたしたちの筋肉を包む皮である筋膜は、年とともに、皮だけまだらサラミ化してゆきます。
皮が、ちぢみはじめる。
皮が、はりつきはじめる。
結果として、皮だけが、サラミ化を呈してくる。

すると、中の筋肉の動きが制限されてきます。
ときには、痛みを伴ってきます。

そんなまだらサラミ化した筋膜を、やさしくほぐす体操。

それが、ヨガや太極拳やスローダンス類の共通点。
それが、整体やマッサージや指圧類の共通点。

まだらサラミ化した筋膜を、これらで、ゆるめる。
はりつきから、解放させてゆく。

そうです、柔軟体操というのは、筋膜体操だったのです。
(個人的見解)

すると、どういう変化が生まれるでしょうか。
ああ、気持ちいい
カラダの動きがよくなる。
軽やかな感じになる。

結果として、愛してゆく。

 



 

ザンネンな感覚

 

わたくし、柔軟体操というものは、かたまった筋肉を伸ばす運動だと思ってきました。

だから、筋肉を伸ばす。
グイグイ、グイグイ。
イタタ、イタタ。

でも、筋肉は、もともと伸びるものです、死ぬときまで。
筋膜という、筋肉を包む皮が、筋肉の動きを制限していただけです。

これに気づかずに、カラダをグイグイ動かしたら、どうなるでしょうか。
筋膜との関係がひきつれて、痛いだけです。
苦しさばかりです。
ですから、大した効能結果がない。

その結果は、自分には無理。
効果なし」判定をくだして、エンが切れます。

ですから、つづかなかったのです。
つづかないものは、どこかに理由があります。
イヤなものは、つづかないの法則。

カラダの感覚の持ってゆき場所が、ちがっていたんですね。
筋肉に感覚をもってゆかない。
もってゆく先は、筋膜でした。

ですから、筋膜に感覚をもってゆける方は、柔軟体操系を楽しめる。

整体等の施術も、筋膜へのアプローチができると、効果が生まれやすい。
シロウトのマッサージが効かないのは、筋肉を相手にしちゃうから。

目的場所、感じる場所が、ちがっていたようです。

 



 

筋肉から

 

筋トレ問題。
筋力低下問題。
筋肉痛問題。
拘縮問題。

筋肉系に目をむけた課題は、たくさん出されています。
それはそれで、否定するつもりはありません。

ただし、きちんと検証は必要なのかな、と感じました。

筋肉を使いこなす秘訣は、筋膜の開放にあり。
筋膜が、ちぢこんでくること。
筋膜が、はりついてくること。
この解決によって、筋肉は、いくつになってもよみがえるのではないでしょうか。
そして、気持ちよく動けるようになる。

子ども時代、筋膜はホントに自然でした。
だからこそ生まれた、自然な動き。
その時代、ですから柔軟体操なんていりません。

たくさんの方法論が提唱されている、柔軟体操の世界。
もってゆく意識の方向を、あらためて見直してみる。

視点は、筋膜。
自分の筋膜は、どこがちぢんでいそうかな。
どこが、はりついている感じかな。

そこを、ユッタリとした動きで、開放してゆく工夫。

ボクのできる体操といったら、ラジオ体操第一くらいしかありません。
第二は、複雑で、できません。

それを、ラジオの音楽スピードですると、早すぎちゃいます。
筋肉をグイグイ引っ張る動きになっちゃいます。
このスピードに乗れるのは、筋膜がやわらかい子ども時代かな。

3倍とか5倍のスロー再生で、動いてみます。
同時に、筋膜へ意識をむけてみる。
すると、筋膜に刺激がゆくのを自覚できませんか。

ふだんの姿勢や動きも、筋膜に着目してみます。
パソコン作業に疲れを感じたら、張った筋膜をゆるめてみる。
どうしたら、それができるかな。
筋膜に聞きながら、マイ動作を工夫してみる。

気持ちのいいカラダを、とりもどしたいですね。
リメンバー、子ども時代の筋膜感覚。

 



 

たーさん
筋膜の 開放動作 いと快感

 

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