ワンコとニャンコに学ぶ

教訓

 

ワンコやニャンコは、身体メインテナンス能力においては、人間をはるかに凌駕している。
人間には、およばぬ能力
人間には、かなわぬ手間ひま
その具体的な所作が、カラダのペロペロ行為です。

よろしいでしょうか。
ペロペロは、単なる毛づくろいでじゃないんです。
発想が、浅過ぎ。
以上、わたくしの個人的見解です。

カラダ中を、くまなく、ペロペロ。
それによって、「どこかに、ヘンなところはないか」とさがしているのです。
「どこかに、おかしなところは出ていないか」とチェックしているんです。
気づいたところがあると、そこを集中してペロペロ。

という行為で「動ける」カラダの維持に、つとめているんです。
しかも、親から教わったふうでもない。
学校へも、いっていない。
まさしく、遺伝子に組みこまれた能力、としか考えられません。

ですから、病院にはゆかない(本人の意思では)。
ですから、クスリものまない(同上)。
こういう能力があるから、生きのびてこられたわけです。

そして、この自分へのメインテナンス行為。
これは、ワンコやニャンコに限ったものではありませんでした。
ほとんど、あらゆる生きものに見られていませんか。

しかも、かける時間の長さよ。
寝ているか、ペロペロしているか。
休む日はなし。

 



 

 

追いつけ

 

自己メインテナンスしない生きものは、人間くらいなもんじゃないでしょうか。

使いっぱなし。
関心を、向けない。

そして不調になれば、ひとまかせ。
他人だより。
病院受診。
治療院訪問。

いえ、これを非難しているわけではありません。
わたくしも、これを生活の糧にしていますし(苦笑)。

ただ、これが生きものの中で「最高位」とたたえる人間の現状です。
どこが、最高なんでしょうか。
信じがたい。

こと、カラダのメインテナンス力でみれば、相当にレベルが低い。

どうして、人間だけは、自分のカラダのメインテナンスに関心をなくしてしまったのでしょうか。
他にやることが、あるからですか。
それは、ひとにまかせればいいからでしょうか。

でも自分のカラダの本当のことは、自分で知る以外は、わからないものです。
だって、自分の内なることですから。
自分だけが、直接に、知りうる世界。

 



 

ペロペロの代わり

 

だから、今日から自分のカラダをペロペロしよう。
そういうことを、申しあげたいのではありません。

そもそも、そんなに柔軟性あふれる方は、おりますか。
自分のオナカをペロペロ、無理です。
自分のヒザをペロペロ、無理です。

でも落胆は不要です。
神さまは、きちんとペロペロの代わりを用意しておいてくれました。
それが「」であり、とりわけ「指サキ」です。

人間の指サキは、とてもビンカンにつくられています。
それは、「」の役割りから解放されたというのが、大きいでしょう。

手を、前足として使うならば、まず求められるのは「頑丈さ」です。
体重がのっても、しっかり支えられるジョーブさです。
もし、手が足の役割りのままだったら、繊細さはむつかしい。

ところが、人間は、2本足で立ったのです。
カラダは、後ろ足の2本で支える。
移動は、2本の足に託されたのです。

手は、地面を触れなくてよい。
だから、少々ヤワでもよい。
その結果、獲得したのが「敏感さ」です。
(わたくしの説)

 



 

手のユビ

 

手のユビとなると、自分のカラダへと届く範囲が、格段に広がります。
すくなくとも、ペロペロの比ではない。

ただ、背中だけは、少々無理があるかも。
(個人的感想)
逆に、背中以外だったら、だいたい、どこでもさわれる。

そこで、いろんな場所を、さわってみましょう。
ふれる。
おす。
さする。

この中で、もっとも敏感に感じる知覚は「痛み」でしょうか。
カラダは、本来、痛みには特別な対応をしますから。

どこかに、痛みを感じませんか。
どのくらいの、痛みを感じましたか。
たとえば、深さ。
たとえば、つながり方。
たとえば、範囲。
いろんな性状を、確認していってみたい。

そして、結論からゆきます。
ふれて痛む場所。
そこは、すべて「ふつうじゃなくなっている」場所です。

もう一度、確認です。
ふれて痛む場所→ふつうじゃない場所。

 



 

ワン・ニャン並みに

 

ふれると痛む場所をもっている。
これは、ふつうじゃないことがカラダにおきている、ということです。

なぜなら、小さい子は、そういう場所をもっていませんから。
赤ちゃんとか。
自分たちも、かつては、そういう時代があったはず。

年とともに、パフォーマンスが低下する。
筋力が低下する。
持久力がなくなる。
かたくなる。

これらは「年をとった」からおこった必然でしょうか。
ちがう見方が、できそうです。

カラダに、さわると痛いところができたからです。
ふつうじゃないところが、できたからです。

そのため、ワンコやニャンコは、カラダの異変に敏感です。
せっせ、せっせとペロペロして、そういう場所を見つけだす
そして、そこをいやす

その結果の俊敏性、じゃないでしょうか。
毎日、筋トレなんかはしていません、たぶん。

指サキでふれて、違和感のある場所をみつける
そこを、いやす。
これこそが、メインテナンスの原点かもしれません。
故障予防のキモかも。

ワンコやニャンコのペロペロをみて、考えた結論です。
その姿を、おおいに見習いたいな。

 



 

たーさん
進化した 指サキ力の 活用を

 

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