ラッセルさんの教え
「何が「事実」で、
その事実が裏づける「真実」は何であるか、
だけを自分に問いなさい」
哲学者バートランド・ラッセルさんのコトバです。
わたしたちの目の前のものすべては、「事実」です。
現実にあるものですから。
ところが、その「真実」の「解釈」となると、多様性が生じてきます。
解釈ですから。
どうみるか、どう考えるか。
自分なりに考えてみる、というなら貴重です。
自分の意思が入ってゆくのですから。
ところが、わたしたちは往々にして「何か」に左右されてしまいます。
おおいのが「権力」。
しばしば「常識」。
はやいはなしが「人の意見」。
そして、いつのまにか自分は思考停止。
どう走るか
どう走ったらよいでしょうか。
「事実」は、もうあります。
いまの自分の走りが、自分の走りです。
この走りを「解釈」してみたら、どうなるでしょうか。
解釈、すなわち解説。
ここから、多様性がうまれてきます。
ところが、やがて多様性は、ある方向へ収束してゆくものです。
時代の流れの中で。
現代の主流。
シューズは、こういうのがいいですよ。
足のおき方は、こうしましょう。
うでのふり方は、こうがいいんです。
体幹の意識の持ち方が、大事です。
では、それらは「真実」でしょうか。
自分のカラダは、その通りになっているでしょうか。
その通りになれないから、はやく走れないのか。
故障をおこしてしまうのか。
裏づける真実は、案外むつかしい。
ぐんまマラソン規約
ぐんまマラソン(2021年11月3日)参加者に、突然の通達がきました。
レース出場者は、新型コロナワクチン接種を受けておくこと。
受付が終わってから、しばらくがたってからの、一方的な通達です。
新型コロナウイルス感染症が存在しています。
これは「事実」です。
その対策のひとつとして、ワクチンが急遽、開発されました。
これは、新型コロナ対策への「真実」になっているでしょうか。
対策のひとつ、です。
あくまで、ひとつの選択肢です。
しかもまだ治験中の、正当な評価を受けていないワクチンです。
「事実」として、たくさんの副反応報告が厚労省にあがっています。
亡くなられた、という副反応報告も、多数よせられています。
そこまであげなくても、たいへんな思いをされた方は多数おられます。
ところが、一部の人は、新型コロナ対策の「絶対的な真実」ととらえているようです。
たとえば、この大会の主催者。
なので、ワクチン接種の強要。
うーん、こういう方が「いじめ反対」なんていっていたら笑っちゃいます。
抗体
ワクチンをうつと、抗体価があがる。
「抗体価」は、ワクチンの目標とする感染予防のひとつの指標になっています。
特定の感染症に対しては。
たとえば、B型肝炎ワクチンとか。
これは、現実にみとめられています。
ただし、すべてに普遍化できる真実ではありません。
新型コロナウイルスに暴露されても、元気なひともいます。
つまり、PCR検査で陽性が確認されていながら、とか。
そういう人たちの新型コロナウイルスの抗体価は低い、という報告がだされています(アメリカ)。
なぜ、低いのか。
低ければ、新型コロナにたいして、負けちゃわないのか。
反対のようです。
新型コロナウイルスがやってきても、受けつけない。
カラダの中に、容易に入れない。
そういった、防御力が強いゆえの現象のようです。
孫子でいう「戦わずして勝つ」力があるから。
ウイルスを入れて、戦うんじゃない。
入れない力を、もっている。
ですから、抗体価があがるほどのことはない。
抗体価をあげる必要はない。
新型コロナウイルス感染症に、抗体価は、感染防御力の「真実」たりうるのか。
抗体価に、ふり回されすぎていないか。
対策のキモとして、外因(薬やワクチン)は大切です。
だけでなく、内因(自身の力や養生法)も忘れちゃこまります。
むしろ、内因あってこその、外因じゃないかなあ。
そんなこというと
事実を裏づける「真実」を知ろうとすること。
そうすると、案外、孤独を感じるものです、いつの時代も。
大きな力に、迎合していた方が楽です。
そうしないと、少数派になってゆく(苦笑)。
開き直れれば、いいんですけど。
どーせ、世間知らずの、変人ですから。
不良中高年を、自覚しています。
フィジーの海岸線が、けずられている。
こういう事実がある。
原因は、地球温暖化。
だから、という流れがあります。
ならば、日本の海岸線は、どうなっているでしょうか。
世界には、逆に水位がさがってしまい、港が使えなくなってしまった海岸もあります。
地球は広い。
この解釈は、どうしましょうか。
地球は、動いています。
大地は、変動しています。
地殻の変動はないんでしょうか。
何が、真実なのでしょうか。
「自分が信じたいと思うものに、
惹(ひ)かれてはならない」
これも、ラッセルのコトバです。
うーん、わたくしには重すぎますが。
信じてしまうと、思考停止におちいってしまいがちです。
これまで、そういうことで、ずいぶんと失敗をしてきました。
それは、ほんとうに「真実」なのか。
事実を前にして、いましめる。
なんもわかっていない自分の、せめてもの生き方のブレーキにしたいと思っています。
しかし、世間の風は、つよし。
イロイロと 考えるたび 仲間へる
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