スタートです
なんだかなんだ、といっても春です。
新入学、新入社をむかえるフレッシュな方がおられます。
おめでとうございます。
なんだか、遠い世界をみているようだなあ。
ともあれ、新しいスタートの季節。
地面からも、新芽がどんどん出てきています。
やっぱり、一年の計は、お正月よりも春のような気がします。
お正月も、ひとつの区切りではあります。
まさしく、新年のはじまり。
とはいえ、やっていることといえば、コタツでぬくぬく、ミカンをほうばる。
スタートをきる、という雰囲気からは、遠い気もします。
気分一新的な季節。
ドサクサに混ざって、老若男女、負けじと新しいスタートというのもいいんじゃないですか。
わたしたちも、何かスタートを楽しみましょう。
どんなスタートがいいかなあ。
新しい勉強。
新しい仕事。
新しい取り組み。
そうそう、新しい走り方の工夫、なんてのもアリです。
新しくはじめる、というのは、いくつになってもワクワクです。
もちろん、不安やとまどいもありますけど。
そのために、ココロの準備をしておきたい。
どんな意気込みで、スタート地点に立ってみましょうか。
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回路つくり
ボクは、チャレンジというのは、「新しい回路」をつくること、なんて考えています。
新しい回路、です。
わたしたちは、新しい回路を、ひとつまたひとつ、と作りながら生きてきていませんか。
振り返ってみてください。
一番最初につくった回路は、何だったのでしょうか。
多くの方は「オンぎゃー」とさけんで、「肺呼吸回路」作りから人生を始めました。
それまでは、お母さんの胎盤を通して、肺呼吸はしてこなかったのですから。
やがて、オッパイをゴックンと「飲み込み回路」ができてきます。
「ウンチをきばって出す回路」もすぐできてきます。
(命名センスが、イマイチやなあ)
そして「寝返り回路」の形成。
じきに「ハイハイ回路」へ。
ここまでくると、お母さん、お父さんは、目が離せなくなってゆきます。
まだ「交通安全回路」が出来上がっていませんから。
どこへ行っちゃうか、想像もつかない時期です。
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無数の回路へ
というのが、自称「回路作り」発想です。
そうして、わたしたちの中には、無数の回路が組み込まれてきました。
英語の勉強をしよう→「英語回路」つくり
跳び箱をとぼう→「跳び箱回路」つくり
ひとりでおフロに入ろう→「おフロ回路」つくり
ゴミ出しをしよう→「ゴミ出し回路」つくり
スマホ操作しよう→「スマホ回路」つくり
接遇ができる→「接遇回路」つくり
車の運転ができる→「車の運転回路」つくり
自分の中で、いったいどのくらいの回路ができているんでしょうか。
そしてその回路の精度や機能性は、いかほどでしょうか。
こう考えると、自分の中で、取り組みやすくなってゆきませんか。
たやすく作れる回路は、自分の得意分野になるかもしれません。
なかなか身につかない回路は、コンジョーを入れて取り組む覚悟が必要かも。
どうしても作れない回路、なんてのもあります。
でも、好きであきらめきれない。
ボクでいえば「ピアノ回路」
長年、ヒマがあれば鍵盤を押していますが、まったく「回路」ができてくれません。
新しい回路ができたかな、と思う間もなく、古い回路が崩壊、笑。
「英語回路」、「筋トレ回路」なんかも、作れませんね。
「押入れ整頓回路」もできません。
「回路」という発想をもっていると、年とともに「回路」自体が変化してゆくのもわかります。
回路の経年変化、とでもいうものでしょうか。
ま、多くは経年劣化。
しばしば、回路がつながらなくなる、泣。
回路が脱線することもある。
あるいは、さびついちゃう。
だったら、どーする。
新しい回路作りを考えるんですね。
そう、回路設計は、一生つづきます。
右の手足が動かなくなる、という片麻痺回路ができてしまったどうしましょう。
そういうカラダで、どう動いてくらしてゆくかという「新回路」作りに着手です。
モノが覚えられないという「記憶回路」の変調をきたしたらどうしましょう。
覚えられなくてもくらせる回路を工夫すればいいんです。
こういう場合は、本人だけじゃなくて、かこむ人々を巻き込んだ新回路がいいんだけどね。
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回路の数は、数えきれません
人体の構造は、だいたい、みな同じです。
手があって、足があって、胴体があって、と。
しかし、その中で作られる回路は、みなちがいます。
これを個性とよんでもいいかもしれません。
トナリの子が、クモンで成績をあげた。
でも、自分には「クモン回路」ができにくいなら、ちがう回路を作りゃいいんです。
学校で伸びる子がいます。
でも、「学校回路」があわない子だっているんです。
カゼをひいたら、Aシロップがよく効く。
でも「Aシロップ回路」に相性のよくない子だっています。
今日のカゼは「Aシロップ回路」ではなさそうだ、というときもあります。
小さいうちは、自分の回路の特徴なんて知りません。
というか、自覚はできません。
だから、ある程度、それに気づけるヒトの存在が助けになります。
回路は、無限大。
だから、人間のもつ可能性は無限大なんですね。
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待てば、いいことあるよ
世の中、ついひとと比べちゃうたくなるときがあります。
比べさせられてしまうこともあります。
でも、回路的発想でゆくと、そんなに気にしない。
あわなかったら、これは「自分の回路」ではないのかな。
だったら「別の回路」を作ってみよう。
苦手だったものは、いい回路が作れなかっただけです。
このくらいの余裕がうまれると、人生の歩き方が、少し軽くなりませんか。
そして、おもしろくなる。
だって、「自分の回路」を作ってゆくんですから。
ランニング界のご意見番は、だいたい、そのスジの表舞台を歩いたひとです。
なぜ、表舞台を歩めたのか。
走りが、自分の回路になっていたからでしょう。
ふーん。
じゃあ、自分の回路はどうだろうか。
同じ回路を作れますか?
そんな余裕で、新しいものにチャレンジしてゆくのは楽しい。
あせる必要ありません。
待てばカイロの日和あり、っていうじゃありませんか。
(意味がちがうって、いわないで)
新しいカイロは、あったかい。
(だから意味がちがうって)
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新しい 回路作りの 季節だよ
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