ピョンピョン走りと、スリスリ走り

跳んでいますか?

 

跳んでるヒトになりたい。
トンでないオヂさんの、あこがれでした。

ぜんぜん、跳んでませんから。
トンでもないヒト、くらいの立場です。

走りにおいても、しかり。
話はもどりますが、サーキット会場でのマラソン大会での気づきです。
2022年1月30日の、袖ヶ浦トライアルマラソン
このレースでは、1周2,5キロの周回コースを、グルグルまわります。

とっても、貴重な体験をしました。
参加人数が少なかったとはいえ、ランナーの幅はひろい。
2時間台で、走り終えてしまうランナー。
制限時間6時間を、目一杯たのしもうというランナー。
どっちつかずのランナー(わたくしね)。

そういうランナーに、状況によっては、何回も会えるんです。

とくに、ふだんは直近に見られない、はやいランナーを何回も見られます。
だって、何周も抜かれちゃいますから。
こりゃ、観察せずにはいられません。
自分と、どういうところが、ちがうんだろう。

 



 

改めて、跳んでますか?

 

何周もぬかれていった、高速ランナーさんたち。
おそらく、先頭集団は、2時間台でのゴールです。

そんなに、はやく終っちゃって、もったいなくありませんか。
あえ、これは単なるヒガミです。

おお、うしろから、せめてきているぞ。
それは、足音気配でわかります。
さささ、ダンナ、お先にどうぞ。
そんなに、卑下しているわけじゃあ、ありません。

今回、あらためて、足どりに着目してみました。
以前からみて、ちょっと、変わってきていないかい?

それは、どこか?
ズバリ、「跳んで」走ってないかい?

いままでも、はやいランナーは、見てきました。
ところが、あらためて、目の前のランナーを見て、驚いたのです。

ほんとに「跳んで」ゆく、としか表現しようがない動作なんです。
ホップ・ステップ・ジャンプを、くり返してゆく。
何という「滞空時間」の長さよ。

そして、その動作を支える、足の筋肉の見事さよ。

 



 

原因

 

それにしても、と。田舎のオヂさんは考えたのです。
最近、跳びすぎではないかい?

ふだん、ランナーにお会いする機会がないから、とくに印象深かったのかもしれません。
でも、やっぱり変化してきていないか。
そして、よく観察させてもらうと、どうもシューズがちがうんです。

厚底・前傾シューズ
そのカカトの厚さといったら、オドロキの高さです。
そして、前にむかって、ぐっとおりている。

陸上界の、ハイヒールですか?
この場合、ツカツカという足音にはなっていませんが。

このシューズで、バーンと着地して、スッと跳びはねてゆく。
おら、おら、おら。
ま、はやいランナー限定版のようですけど。

田舎くらし。
通勤は、車。
そんな生活では、都会にでたさい、ハイヒールを見るだけで、おう、おうと感動もんです。
あんなんで、よく歩けますね。

ランニングコースも、ハイヒールがここまで浸透してきたのか。

それにしても、はやい。
滞空時間が長い。
長ければ、歩幅もかせげますね。

ハイヒールって、そういうハキモノだったのでしょうか。

 



 

しみじみ

 

一方で、このわたくしの走り。
はい、一応、走っているつもりです。

滞空時間、なんて、ないに等しいかもしれません。
自分の感覚ですが、いつも、どちらかのアシが大地についているようです。

それじゃあ、歩きじゃないんでしょうか。
たしかに、歩きと、どこがちがうんでしょうか。
歩きと同じよう、といっても、間違いじゃないかもしれません。
そして、速度も。

必然的に、跳びはねてゆくランナーとの歩幅の差も、とんでもなく大きい。
スピードにのった、跳びはねランナーの歩幅は、めっちゃ先にあります。
それにひきかえ、わたくしの小マタさよ。
だもの、差がひろがるばかりです。

歩幅の差は、たぶん、脚の長さの比だけじゃないはずです。
ピョンピョン抜かれてゆくランナーの半分ですか。
あるいは、3分の1ですか。
かないません。

これを、同じ「走る」行為といっていいものやら。

 



 

ひらき直り

 

跳べない。
歩幅がひろがらない。

先頭集団をひっぱるランナーとの圧倒的なちがいです。

ただ、どっちがよい、悪いとは考えていません。
もちろん、はやいランナーの走りを否定もしません。
かといって、自分を否定する気もありません。
どっちもあっていい、と考えています。

ワラジ(ワラーチ)を、はいてみる。
あるいは、ハダシ。
脚の力を、ぬいてみる。
あるいは、ないのを認めちゃう。

そういう世界があってもいいんじゃないか、と思います。

くやしかったら、ワラジで跳びはねて走ってみてください。
だれも、くやしがるヒトはいませんか。
笑われるだけだろ。

自分のアシの裏は、どういう走りを望むんだろうか。
あるいは、どういう走りをするんだろうか。

そこに、ハキモノの影響は大きいと考えます。
ハキモノが、走り方をつくってしまう。

そして、わたしの考える先は、カラダへの影響力です。
走るたのしみは、できれば自分のお葬式の1週間前くらいまで味わいたい。
若いうちから引退なんて、もったいない。
そんな欲をもっています。

すると、ピョンピョンでは無理だろう。
ピョンピョンから、スリスリへの移行は、年の変化のたまものか。
体力低下の反映か。
たぶん、ちがうでしょう。

もっとちがう、本質的なちがいがありそうです。

これって、「ウサギとカメ」さんの世界とかぶりますか?

 



 

たーさん
ハキモノが 決めてくれるか 走り方

 

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