スパイダーマンに挑戦

羽もないのに

 

上昇も、下降もスイスイ。
さんには、わけのない動作です(たぶん)。
なにしろ、をもっていますから。

なんて、単純には考えていません。
紙飛行機を飛ばしてみたって、そうスイスイいってくれませんから。

大気中を、自由に飛びまわる。
そこには、とんでもなシクミが隠されているはずです。
でなければ、あんな小さなツバメちゃんが、南の島まで飛べるはずがないからです。

ところで、わたしたち人間は、羽をもっていません。
なので生活圏は、もっぱら地面の上のみです。

そして、わずかな上昇にヒイヒイ。
わずかな下降に、ドタバタ。
とくに、のぼり坂や、のぼり階段がこたえます。
重力を存分に利用している、とはいいがたいです。

そこをスイスイと移動できる生きものはおらぬか。
羽をもたずに。
その天才的動作は、スパーダーマンならぬ、本家、クモさんに見つけられるのではないか。

クモさんの動き。
あそこに、スイスイの秘密がかくされていないか。
それを利用できないか。
わたくしの、独りよがりの見解です。

 



足の数がちがうって、そういう些細な指摘はしないでね。

 

なぜ、なぜ、なぜ?

 

クモは、羽もないのに、どうしてあんなに身軽なんでしょうか。
フワッと、空中を飛んでさえしまいます。
壁づたいを、自由に、上下に移動しています。

ぢっと、クモを見る。
クモといっても、お空の雲じゃなく、スパーダーマンの親戚の方のクモです。

少なくとも、強靭な手足の力で動いているようには見えません。
なにしろ、手足は、ほとんど「」です。
いえ、もう「」です。
筋肉あるのか。

すると、唯一、動きをつくれるのは、体幹でしょう。
おお、体幹です。
人間にとっても、大切なブブンといわれています。

クモは、体幹の使い方がうまい。
うまいどころの、話ではありません。
体幹使いの天才です。

それが、クモの自由奔放な動きの原動力です。
って、強引すぎる結論でしょうか。
では、それをクモさんになりきって、検証してみようじゃありませんか。

 



 

クモ歩きに挑戦

 

さいしょに、4本の手足で、ワンコスタイルになります。
手と足をそろえて、カラダを支える。

これができない方、サヨナラ。

第一歩に入ります。
右の足を、右手によせます。
つぎに、左手を前に出します。

つまり、交差する手足を、順時に前にすすめるということです。

次に、第二歩目
左の足を、左手によせます。
つぎに、右手を前に出す。

よろしいでしょうか。
この単純なくり返し「だけ」です。
交差する手足を、交互に前に出してゆくだけです。

これがなれたら、順次出した手足を、同時に出してみます。
それが、完成形

最初は、オシリをあげ気味にするスタイルの方が、やりやすいと思います。
徐々に、オシリを床に水平まで降ろしていって、クモ歩き。

クモさんと、手足の数がちがうって?
そういうことは、気にしません。

めっちゃ、体幹にきます。

 



まずは、ワンコになった気分で、4本足から。

 

逆クモ歩きにも、挑戦

 

以上を、「正調クモ歩き」とします。
オモテがあれば、ウラもある。
ウラの世界も体験して、ただしい見方ができます。
さっそく、逆クモ歩きにも、挑戦してみましょう。

体幹の反転です。

オナカを上に向けて、4本の手足で、カラダを支えてみます。
逆といっても、前進を後進にきりかえるというわけではありません。
カラダの向きそのものを、逆におくのです。

もう、このままだけで、しんどくもなります。
視線は、上を向いています。

さきほどは、アタマの方向へすすみました。
こんどは、足先の方向へ、クモ歩きします。

まず、第一歩
右手をつま先方向へ、出します。
つぎに、反対側の左足も、つま先方向へ出します。
手と足が、交差するような格好になります。

そして、第二歩目
左手を、つま先方向へ、出してゆきます。
つぎに、右足を、つま先方向へもってゆく。

慣れたら、順次出した手足を、同時に動かしてゆく。

文字で理解しようとすると、最初は混乱しそうです。
やっていることは、単純です。
交差する手足を、同時に進行方向へ、出してゆくだけです。

 



上向きバージョンも、最初はラッコくらいにくつろぎながら。

 

ギクシャク

 

なれるまで、スムースには動けません。
わたくしなぞ、ゼンゼンなれません。

なれるまでに、力が尽きてしまいます。
ですので、ゆっくりで、けっこうです。

こんな動き、ありえない。
こんな動き、したことない。
それがいいんです。

ふだん経験できない動きが、カラダの刺激になります。
カラダは、何て感じるでしょうか。

体幹を、4本の手足で支えられない。
カラダがかたくて、ぜんぜんスムースに進めない。
すぐに、へたってしまう。

わたくしにとっては、とっても難易度が高いです。
とくに体幹への刺激が、ハンパありませんもの。

ほんとにクモさんは、こんな思いをして、スイスイゆけてるの?
ここまでしないと、スパイダーマンにはなれないの?

変化。
そうです、少しクモさん歩きをしてみると、カラダに変化がみられてきませんか。
キツイ、ツライだけじゃなく、苦気持ちいいかも。
とくに体幹への解放感がでてきませんか。

ヨチヨチだけど、ちょっとだけスパーダーマン気分も。
どうしてなんでしょうか。
まずは、1度お試しになられてはいかがでしょうか。
だまされた、と思って。
って、いつもだましてすいません。

 

たーさん
切れないから 登ってきてね クモの糸

 

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最初は、カエルさんくらいの気分からでも、結構です。