年代別フルマラソンランキング、2020

おそざき12年の変化

今年も、年代別マラソンランキングが公表されました。
４月から翌年３月までの１年間の、フルマラソンベスト記録のランキング。
それが、同じ年代のランナーのなかで、どのくらいのところにいるのか。

順位はともかく、自分のマラソンタイムの変遷をおうのにも、たのしい企画です。

こういう制度がある、と知ったのが、2008年〜2009年版（今後は略して2009年版）です。
はじめて、フルマラソンに挑戦した年です。
よわい50歳。

遅咲きのフルマラソンデビューです。
遅すぎて、結局、花は咲かないままです。
ツボミもつかない。
枯れはじめてきてしまっています。

いつもは、結果をみて、フーンという感じでしまっていました。
今年は、レースがないので、過去のものまで、ひっぱり出してみました。

記録表には、レース名、開催日、記録くらいしか記載されていません。
それでも、その記録をみると、そのときのレースの情景が浮かんできます。
やはり、フルマラソンの記憶は、強烈なんですね。
きのうの夕食も、思いだせなくなってきているのに。

初マラソンは、無我夢中

50歳での初フルマラソン挑戦。
それまでの10年間は、レースとは無縁で、近所を走り回るだけでした。
しかも、最長に走った距離は、ハーフマラソンまで。

もちろん、学生時代なんか、走るのは毒くらいにしか思っていませんでした。

それでも、出ちゃった「つくばマラソン」。
いまでこそ、すぐにランナーでうまるこの大会も、当時は受付開始から１ヶ月以上あとでの、楽々エントリーでした。

知らない、ということは、コワイといいます。
むしろ、知らないまま走っちゃったほうが、おもしろいかも。
オトナの遊びなんですから。

走りはじめて、遠くにうかぶ筑波山にウットリ。
なんてのは、最初のうちだけ。
まん中にくれば、すでにヨレヨレ。
このころは、まだ、ジョギングシューズをはいていました。

GPS時計もなく、キロ数はわかりませんが、景色は覚えています。
あの道に入ってから、足が出なくなった。
アソコは、しばらく歩いた。
学園の林の中では、すっかりゾンビ走り。

そういえば、寒いと聞いていて、毛糸の帽子をかぶって走ったっけ。
遅いので、防寒対策だけは、しっかりしておきました。

年とともに

走りなれて、少しだけ、記録が上向きました。
しかし、行き止まるのは、早い（笑）。
いまや、すっかりと、折り返しています。
人生と、記録のUターン。
この先は、ナムナムに向かうだけ。

まあ、記録が目標ではありませんから（達観）。

よく、これだけ走れたな。
毎年、欠けないで走れている。
今年も、なんとか走れてきた。
12枚目（12年）かあ。
小学生時代、ソロバンは、３ヶ月でやめちゃったのに。

ランキング表をもらえる、ということは、フルマラソン完走のあかしです。
そこに着目しています。
すなおに、うれしい。

いつまで、走っていられるかな。

歴代記録、老いにむかって

年度	年	大会名	記録	順位	はきもの
2009	50	つくば	4:49:42	1952/2687	シューズ
2010	51	つくば	4:37:25	1728/2883	シューズ
2011	52	つくば	4:24:19	1505/2906	シューズ
2012	54	勝田	3:52:42	717/3114	シューズ
2013	54	大田原	3:54:49	909/3733	地下タビ
2014	56	勝田	3:58:05	784/3129	地下タビ
2015	57	はなもも	3:58:38	805/3314	地下タビ
2016	57	はなもも	3:59:42	808/3520	ワラジ
2017	59	はなもも	3:57:52	676/3379	ワラジ
2018	60	はなもも	3:55:25	547/3353	ワラジ
2019	60	つくば	3:57:24	676/3754	ワラジ
2020	61	ぐんま	4:00:31	569/2848	ワラジ

統計は、４月から、翌年３月までの集計です。
2008年４月から2009年３月までを、2009年とあらわしました。

年齢は、大会を走ったときの歳です。
ボクの場合、12月が誕生日なので、その前の大会だと１歳、若く表示されます。

この12年で、おおきな転機は、２つあるでしょうか。

ひとつは、ランニングシューズの変遷。
2013年以降、ランニングシューズは、はいていません。
足ウラや足ユビと相談して、地下タビ、ワラジ、ワラーチがはきものです。
以降、ランニングシューズの購入もありません。

たまには「シューズをはいて走ってみたいかい？」とカラダに相談しますが、足ユビ全員が「自由が欲しい」という理由で、シューズでのランは実現していません。
ここは、民主主義で決定しています。

もうひとつは、2019年夏以降の、低糖質生活。
これは、そろそろ１年。
現在、検証中です。
調子は、いいです。

今年、そして未来へ

このところ、フルマラソンの流れが、できていました。
秋以降、フルマラソンの感覚とスピードになれてゆく。
年をこして、医療支援走。
そして３月の、はなももマラソンで勝負。

今年１月のハイテクハーフマラソンは、気持ちよく走りきれました。
２月の桐生市堀マラソン（ハーフ）では、なぜかハーフの自己新が出ちゃいました。
そんな流れの中、３月のはなももマラソンは、ムフフと皮算用をはじく。

ところが、２月中旬以降、新型コロナウイルス感染症のために、レースはのきなみ中止へ。
人生というのは、何がおこるかわかりません。

そして、いま現在、秋以降のマラソンの予定もまるで立てられません。
まだまだ、中止の波がつづいています。

はやくレース復活の日がくるのを、待っています。