走るチカラ

見るチカラ

 

意識していないと、見えているのに見ていない、ことはよくあります。
カメラですと、とりあえず視界に入ったものは、そのまま画像に残してくれます。そこが、ひとの目との大きな違いでしょう。

ほら、ココにあるじゃない。

ないない、と探していたサイフが、ちゃんとテーブルの上にのっている。
こんなにハッキリ書いてあるじゃない。
国語の試験の解答は、問題用紙にきっちり提示されています。

いくら目に映っていても、ノーミソが認識しなければ、見えてこないのですね。

見る目が大切」といわれるゆえんです。

 

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へ理屈の開きなおり

 

へ理屈はキライ、という方は多いです。

わたしも、です。

他人のへ理屈、いやあカンベンね、と逃げたくなります。
なのに、自分からはつく矛盾。

理不尽ですね。
世の中とは、ソーいうものです。
世の無常を、ぞんぶんに味わってください。

走ることに、本来、へ理屈はいりません。

自然であればあるほど、へ理屈の入らないほうが断然、キレイな走りです。ところが、オトナになって走りから遠ざかっていたり、歳を重ねるにつれ、へ理屈も案外捨てたもんじゃないね、と感じられるときがきたりします。

知的なよろこび

それが、大人ってもんです。
それが、齢を重ねるてもんです。
歳をとるのは、悪いことばかりじゃありません

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チカラの世界

 

歩く、走るという行為は、体重を前に運ぶことです。
横やうしろに移動させてゆくひとは、あまり見かけません。
ただし、わたしは、時々あとずさりします。

主に仕事関係での話です。 

体重は、重いものです

重いものを運ぶのは、ひと苦労です。
しかも、ひとには台車や車輪がついていません。
2本のアシで運ぶのです。

というより、運んでいる最中は、1本足になったり、ときに宙に浮いていたりするんです。
あの体重を、1本のアシで支えるのですか。に浮かばせるのですか。

すなおに、驚いておきましょう。

同じ重さの米袋を、宙に放り投げられますか?

生半可なチカラじゃ、できないだろう。はい、それこそが、歩くチカラ走るチカラ本態です。
恐れ入ります。

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パーツ思考

 

分解する。

わたしの、好きな行為です。

目覚まし時計を分解する。
ラジカセの分解。
自転車の分解。 

いえ、当初の目的は、分解ではありません。
あるときは、構造の探求。あるときは、修理、というのが分解の本来の目的です。
ですから、最後は復元。もとにもどすことをゴールにおいていましたが、ゴールまでたどり着けませんでした。

 いずれ、マラソン大会も、こんなふうになるのかな。

走るチカラも、分解してみました。
あまりに大きすぎるテーマになっているからです。

分解することで、構造が見やすくなってくる、といいんですが。

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走りの3つのチカラ

 

走るときには、大きなチカラが必要です。
大きすぎるので、わたしなりに、3つに分解してみました。

ひとつ目は「すすむチカラ」です。
重さがハンパないカラダを前に出すチカラです。
これがありませんと、ひとは立ちっぱなしです。

ふたつ目は「着地のチカラ」です。
車輪構造をもっていないわたしたちは、イチニイ、イチニイ、と2本足で進みます。進んだあとは、着地しなくてはなりません。
重さがハンパないカラダが、移動したあとに床面から受けるチカラが「着地のチカラ」です。これだって、大きなチカラが必要です。

でないと、コケてしまいます。

みっつ目は「支えるチカラ」です。
移動するときは、寝ているわけじゃありません。
ちゃんと立っていなくてはなりません。

じつは、ちゃんと立つにも相当なチカラが必要です。くわえて、ここに「すすむチカラ」や「着地のチカラ」が加わってくるのです。

しっかりカラダを支えていませんと、カラダはよじれていってしまいます。
コケるまでゆかなくても、相当な負担がかかります。

 

歩ったり、走ったりするときには、これら「3つのチカラ」に着目することで、おもしろい世界に遊ぶことができます。

歩ったり、走ったりが困難になった方は、これら「3つのチカラ」のどこかに無理が生じている可能性があります。

おもしろいと思いませんか?

3つです。

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忘れましょう

 

盛夏をむかえるランニングコース上では、ヤブカンゾウの花がひときは目をひきます。
あつい日差しをそのまま吸収してしまったかのようなオレンジ色のあでやかさです。

カンゾウは「萱草」とかき、「」は「忘れる」という意味があります。
そこから、「このカレンな花をみて、憂いを忘れましょう」という花言葉もあるようです。ちなみに、別名は「ワスレグサ」といいます。

過去にひきずられない(忘れましょう)。
未来をうれえない(忘れましょう)。
」、ここに生きる。

めっきり物忘れが進んだ(昔からかも)わたしにも、ピッタリ。
生きる場は、ココ、しかないものですからね。 

走っていると、何もかも忘れられる瞬間がありませんか。 

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ランニングコースのヤブカンゾウ 

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