ゆくぞ、1本軸

1本足バンザイ

 

ホームラン王といったら、ナボナです。
いえ、王貞治選手。
打のスタイルは、1本足打法。

なぜ、1本足なのか?
0本にしちゃうと、バッターボックスに立てないから。

たぶん、ちがいます。

そういえば、フラミンゴさんたちは、1本足で休んでいます。
なぜ、そうするんでしょうか。
答えは、まだ、ナゾのままです。

でも、ふつうは2本足でしょ。
だって、そのために、2本あるんだから。

そして、2本あるなら、平等に使うのが仁義ってぇものです。
差別は、よくありません。
これが、世間の常識。

ところが、人体は、必ずしもそうではない。
右と左は、ちがう。
これが、今回の着眼点です。

王選手を、見習おう。
フラミンゴを、見習おう。

 



 

結論

 

いきなり、結論から、入らせていただきます。
前にすすむさいの、人間の動きについてです。

前にすすむ。
具体的には、歩く、走る。
具体的には、右足が出て、左足が出て、という交互運動です。

このとき、右半身の動作と、左半身の動作は、別々になる。
これが、結論です。

対照的ではない。
右の反対の動作が、左の動作にはならない。
しつこくてすみませんが、結論です。
反発、また多そうですが。

1方が、主役。
主役なので、「主軸」とよんでおきます。

もう1方は、補助役。
そのため、「補軸」とよびます。
ここだけの、命名法です。
あいかわらず、名付けのセンスがなくて、すみません。

主軸は、前後に動く。
前、うしろ、そして前。

補軸は、どうか。
主軸にからむように動く。
ですから、前後というより、横方向
主軸のまわりを、回るイメージです。
でんでん太鼓。

主軸が、太陽。
補軸は、そこを回る地球。
両方が、太陽じゃない。

 



 

どちらが、主軸か?

 

主軸は、前後に動きやすい。
ですから、前後の動きが、得意になります。

ですから、走り幅跳びでは、こちらの足で、けります。
走り高飛びも、こちらの足で、けります。
この方が、スムースに動けるから、という本能です。

一方、主軸にからみつく補軸
からみつく、というくらいですから、主軸のまわりをクルクル
ですから、前後の動きより、の動きが自然です。
右、左、右という方向。

ですから、横を向くのは、補軸側のほうが、向きやすい。
水に顔をつけて泳いださいの息継ぎ。
それは、捕軸の方にむきます。

よろしいでしょうか。

主軸は、前後の縦の動きがスムース。
補軸は、左右の横の動きがスムース。

さあ、自分は、どちらでしょうか?
ぼくは、左が主軸、右が補軸です。

そして、右手で字を書きます。
補軸なので、右手は横動きの方がスムース。
ですから、横書きの方が自然に書けます。

これは、右利き、左利きとは関係ありません。

 



 

テーブル拭き

 

テーブルの上を、拭いてみましょう。
台布巾で、スイスイ。

横にスイスイ拭きたかったら、どちらの手がスムースでしょうか。
はい、補軸の手の方です。
だって、横の動きが、自然だからです。

ならば、反対側の手で、拭いてみましょう。
そちらは、前後に拭く方が、スムースではありませんか。

一方の手は、横に拭くと、拭きやすい。
反対側は、前後に拭くと、拭きやすい。

まあ、ビミョーな感覚かもしれませんが。
しつこいですが、これは右利き、左利きとは関係ありません。

まずは、ためしていただければ、うれしいです。
ぼくは、右手なら、横方向にテーブルを拭くのがスムース。
左手は、縦方向に拭いた方がスムース。

ちなみに、左が主軸の方。
この方が酔っ払うと「正調スーダラ節」がおどれます。
右手、右足を横にふって踊る。

右が主軸の方。
この方が酔っ払うと「逆スーダラ節」となります。
左手、左足を横にふって踊る。

軸のちがいです。

 



 

名ランナーが、テーブルを拭いたなら

 

すいません。
勝手に日本の名ランナーの方に、登場していただきます。
しかも、テーブル拭き係。
もしも、喫茶店でアルバイトをしたら、です。

まずは、双子の名ランナー、宗兄弟にご登場ねがいます。
再び、すいません、その世代の人間なんです。

お兄さんの、宗猛(たけし)さん。
右手は、縦方向にふって走っています。
左手は、横方向に動きます。
そう、右が主軸、左が捕軸。
逆スーダラ節パターンになっています。

右手だったら、縦拭きが自然。
左手だったら、横拭きが自然。

弟さんの宗茂(しげる)さん。
こちらは、左手が前後に動いています。
なので、右手が横に動いています。
左が主軸、右が捕軸。
正調スーダラ節パターン

双子なのに、別々です。
しかも、どちらも、突出した名ランナー。
右、左に才能の差はありません。

瀬古利彦さんは、どうでしょうか。
右手で、横拭きです。
左手は、縦拭きパターンです。
正調スーダラ節パターン。

現役世代は、登場しないのか。
いまや、グンマーのセーラームーン。
不破聖衣来さん登場。

彼女は、右が主軸で、左が補軸ですね。
右手は、縦拭き、左が横拭きの動きで走っています。
そういうイメージで、走っていませんか?
逆スーダラ節パターン。

そうです、今回は、中高年の主張をさせていただきました。
それは、移動動作は、左右が対照的ではない、ということです。

この非対称性を活用すれば、もう少し、自然に走れないか。
いまの課題です。

 



 

たーさん
すすみ方 主軸は前後 補軸は左右

 

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