ソーセージの変化
ひとつの筋肉は、1本のソーセージ。
こんな見方が、できるようになりました。
とってもオオザッパですが、ソーセージは、「中身」と「皮」からできている。
2つのパーツから、できている。
筋肉でいえば、ソーセージの中身は、筋肉そのものです。
それをおおう皮が、筋膜(包膜)となります。
これまで、筋肉を、このようにわけてはみてきませんでした。
筋肉っていったら、筋肉でしょ。
一体化です。
鶏肉のササミのイメージ。
では、なかったようです。
明らかな、2つのパートからなる組織。
それが筋肉の本態。
というのも、成長の仕方が、ちがうからです。
別々の人生をあゆむ。
そして、これが筋肉の変化の最大の特徴になってゆくのではないか。
そう思えるようになった、この夏の勉強成果。
(成果になっているかは、まだわかりませんが)
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手作りソーセージ
本来のソーセージは、腸管にお肉をつめこんで、作ります。
それを、茹であげて完成。
作りたてのソーセージ。
それは、モチモチ。
やわらか。
曲げれば、プニュっと、曲がります。
これを、「柔軟性」のあるソーセージとしておきます。
わたしたちの、生まれたての筋肉も、同様です。
そう、かつては、わたしもそうだった(はず)。
そんな時代も、あったねと、
いつか、話せる日も来るさ。
でも、もう、もどっては来ません(グズッ)。
手作りソーセージも、いつまでもモチモチ感は、保てません。
時間とともに、かたくなる。
中身も、皮も、かたくなる。
ところが、人間の筋肉は、そうにはなりません。
ここから、手作りソーセージと、人間の筋肉は、決別してゆきます。
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ソーセージの中身と、人の筋肉
ソーセージの中身にあたるのは、人間の筋肉そのもの部分。
手作りソーセージでしたら、中身のお肉は、時間とともに、かたくなってゆきます。
ところが、人間の筋肉は、そうなりません。
そうです、筋肉は、年をとっても、そうかたくはならない。
わたしはこれまで、筋肉は、年とともに、かたくなる一方と思ってきました。
はい、実に、タンジュン脳です。
ところが、筋肉実質は、案外に、経年変化がこないのです。
だって、毎日、使っていますものね。
毎日、再生されつづけていますものね。
そんなに使っていないよ。
そう思われても、動いていれば、使われています。
歩くだけでも。
動いていなくても、地球上で生きてるだけで使われています。
重力の中にいる、というだけでも。
宇宙空間で、毎日筋トレしながら、地球を回っている宇宙飛行士。
この地球上で、ゴロゴロ寝てばっかの人。
筋肉のおとろえが見られるのは、宇宙飛行士です。
年とともに、やせる人はいます。
主因は、筋肉の栄養不足。
具体的には、タンパク質と、それを援助するビタミン、ミネラル不足。
こちらは、また別の問題となります。
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ソーセージの皮と、人の筋膜
手作りソーセージの皮は、時間とともに、かたくなります。
少し、しなびてくることもある。
ただし、それほど目立った変化ではありません。
なにしろ、薄い1枚の皮、でしかないからです。
ところが、人間の筋肉をつつむ皮、筋膜はちがいます。
これは、実にダイナミックな変化をしてゆきます。
そして、この筋膜の変化が、筋肉の変化を一番に演出してゆく主役だったのです。
それでは、筋膜は、どのような変化をしてゆくのでしょうか。
ズバリ、結論から、申しあげます。
筋膜の「サラミソーセージ化」です。
サラミソーセージ、おわかりですか。
ゴツゴツと、かたーいソーセージ。
ただし、本物のサラミソーセージのように、中身まですべてがかたくなるわけではありません。
あくまで、皮の部分、筋膜限定の、サラミソーセージ化です。
ここを、誤解なさらないでください。
年とともに、人の筋膜は、サラミソーセージ化がすすむ。
ただし、筋肉実質は、そうそう変化はなく、やわらか。
これが、年とともに変化する人の筋肉の経年変化する姿です。
よろしいでしょうか。
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ゴツゴツ、サラミ化
われらが筋肉皮膜は、年とともに、皮の部分だけがサラミ化してゆく。
しかも、見た目も均一化した、サラミソーセージではありません。
ある部分は強く、ある部分は弱く。
まだらサラミ化、がわれらの筋肉の正体です。
これが、結論。
すると動脈硬化を思いだします。
動脈の中身(内膜)は、まだらに、ゴツゴツとかたくなってゆきます。
その様は、オカユ(粥)をブチブチと貼りつけたよう。
なので、動脈硬化は、別名、粥状硬化ともいいます。
筋肉の皮も、同様だったのですね。
さすが、人体の同士。
ブチブチと、まだらに、サラミ化する。
なので、筋膜がサラミ化した筋肉を「筋膜硬化」あるいは「粥状筋膜」といってもいいかもしれません。
一方、筋肉自体は、年を重ねても、やわらかい。
あくまで、筋肉を包む皮だけが、硬くなって、サラミ化してゆく。
イメージできますか。
それが、今のわたしたちの、筋肉の正体です。
その筋肉を使って、動いて、走っているわけです。
この差が、わかい子とのちがいのポイント。
動きや、走りの違和感。
その介入に、この筋肉のイメージが参考になりそうです。
正体が、つかめてきたのですから。
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ソーセージ 年をとったら サラミです
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